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みんなのレビュー: 1  キラリ君と波~story of 80's

このサイトを通して高橋ひろさんの曲を知ってもらおうと私の個人的レビューを載せていますが、良いレビューを書いていらっしゃる方がたくさんおられます。

そこで、私のレビューの他にひろさんファンの方によって書かれた
レビューをここで紹介します!!(私のものがいかに稚拙かがバレますが^^;)
第1弾は「キラリ君と波~story of 80's」より。


都市色さんが書かれた全曲レビューです。

kirari.jpgキラリ君と波~story of 80's TTCD-00003


1.「キラリ 君と波~story of 80's」
タイトル曲は誰もが聴いて分かるくらい思いっきりサザン、桑田佳祐節全開。「tsunami」や
「oh!クラウディア」風の泣きのバラードだ。メロディ、サウンド、歌唱において桑田作品の近似値を更新している。
演奏を聴いただけなら殆どの人がサザンの新曲と間違えるのではないだろうか。それほど見事なサザンのパロディ、パスティーシュに仕上がっている。サビの歌詞の付け方なんて正に桑田さんらしさが出ている。かなりの完成度の高い作品だ。すごい。驚いた。ひろさんの曲作りの才能を感じる。
因みにこの歌詞に出てくる“桑田が唄う「去年の夏」が”とは「oh!クラウディア」の歌詞に出てくる“恋をしたのは/去年の夏の頃さ”に、“小舟の上の長い髪”と云う部分は“湖にあなたと/船を浮かべたままで”にそれぞれ呼応していると思われる。
この作品は1982年のサザンの「ヌードマン」と云うアルバムに収録されている大名曲。かつてオザケンもこのアルバムが好きだと桑田さんに言っていた。
それから“1984 big wave then we ride ride ride”は達郎さんの「ビッグウェイブのテーマ」(1984)という曲から来ているのだろう。
山本浩二選手の引退は1986年だった。メロディ、歌唱、サウンドをサザンの見事な文体模倣で表現したのもこうした80年代のひろさんの10代から20代の青春時代に捧げる為のお誂え向きな演出の方便だったのだろう。
これだけ桑田作品に限りなく近い音像に塗り固められても最終的に芯には高橋ひろの個性が貫かれていてるのが素晴らしい。ひろさんの作品でもとりわけ異色な作品。桑田さんもひろさんもそして横山剣さんも昭和歌謡が書ける数少ない優れた作曲家だと思う。

2.「手紙」
飯室博氏の繊細なアコギの演奏による美しいバラード。
この作品も実に興味深い。
“いつか君にあげた手紙に/置き忘れた僕の夢詰まっていたら/送り返してくれないか”。
この歌詞の《手紙》がひろさんのヒット曲「太陽がまた輝くとき」の冒頭のフレーズ“手紙が届いたら/封を切らずに/そっとしまっておいて”を思い出したファンも多いだろう。
この曲の主人公が置かれた状況、希望を抱いて手紙に夢を綴ったあの日から、どれほどなのか夢が薄れてしまう程、時間が過ぎてしまったことが伺える。悲しい。そして“馴染めぬまま慣れてしまった仕事も二年”というフレーズがとてもリアルに響く。

3.「time」
そう、お気づきの方も多いだろう。ここまでの2曲、そしてこの3曲目のタイトル、つまり「時間/時代」がこのひろさんのシングルのコンセプトなのだろう。
この作品は前のシングルで試みられたインスト曲を更に発展させた野心作。
時計の針の音をモチーフとした不穏なサウンドに時報や天気予報、または懐かしのテレビドラマのダイアローグやコマーシャルソング、そしてひろさん自身の肉声のサンプリングがコラージュされた不思議な楽曲。サンプリングに使用されたテレビドラマらしきダイアローグの出典は僕にも分からない。ご存知の方はおしえてください。コマソンの「不二家チョコレートスナックピッキー」についても御一報を。

「キラリ~」以上にひろさんのディスコグラフィの中でも異色の内容だろう。輪郭のハッキリした明確なメロディやサウンドを信条とする楽曲がこれまでの高橋ひろっぽさとするとこの曲は高橋ひろらしく無い曲かもしれない。
かといってこの作品がつまらないかと云うとそんなことは無い。ドラマのサントラのように豊かにイメージを喚起させる魅力あるサウンドだ。
この作品をどのような思いで創ったのか、唄モノではないので曲のモチーフやメッセージが読み取りにくい。ある意味、伺い知れない高橋ひろの心の闇を覗いたかのようなサウンドとは言い過ぎだろうか。

4.「静寂」
最後の曲はピアノの弾き語りの美しいバラード。彼方から控えめに聴こえてくる佐藤宏信氏のサックスが朝日のように爽やかだ。
この曲もテーマは年齢を重ねるに従い時間が驚くスピードで過ぎてゆくことへの戸惑いを告白している。
そして歳とともに影のように伸びて付きまとう拠り所なき孤独感。
そういえばライヴのときによくひろさんが語っていた人生時計の話、あなたはご存知だろうか。人生を一日に例え、自分の年齢を3の数字で割り算をしてその数字を時計の時刻になぞらえる。亡くなられたひろさんの時刻はお昼過ぎだったろうか。まだ早すぎる。

“何が起きたかも/まだ知らされぬうちに/ゆるやかに時は/絵筆を振りかざす”



この作品は彼のファンには相当大変ショッキングな内容だ。
前作の「なぜなに君の大図鑑」、「華麗なるone step」が外に向かって発信されたポジティヴな内容といえるならばこの作品は非常にプライベートな内省的な内容だ。聴いた後の余韻は複雑だ。
この作品を取りかかっている時、既にひろさん自身が自分の最期を悟っていなければこの様な内容の作品集には仕上がらなかったはずだ。

真綿で首を締め付けられるようにジワジワと心が痛む。僕もこのCDを手に入れ、一度聴いたが最後、暫く再生する気分が失せた。内容の素晴らしさと比例してショックも多かった。
このCDが遅れてリリースされたことはかえって良かったかもしれない。2005年の11月にこの様にシリアスな内容の作品が発売されたらもっとファンにはダメージを与えただろうことは想像に難く無い。
このCDのリリースの間に「shizunai」という爽やかなひろさんらしいラブソングが先にリリースされたことは結果的に良かったと思う。

最後まで旺盛な創造力で素晴らしい作品を創り続けてこられたひろさんには敬意と感謝を送っても送り足りない程。ありがとう、おつかれさま…。

出来れば高橋ひろのまだ埋もれた作品をどんなレアな音源/映像でも良いのでTTレーベルで残して欲しい。今回のリリースが最後でないことを強く希望する。
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| | 2010/05/08 17:30 | | ≫ EDIT

Re: 不二家ピッキー

> 初めて書き込みます。
> もうご存知でしたらすみません。
> You Tubuで不二家ピッキーと書きこんで検索すると77年JNNフラッシュニュースの動画の中に不二家チョコスナックピッキーのCMが5分31秒あたりに流れます。


なんと発掘、ありがとうございます。
おそくなってすみません。

| きいん | 2010/05/18 23:59 | URL | ≫ EDIT















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